ブルキナファソにて

2007年から2009年にかけて、国際的な非営利団体のプロジェクトに携わり、世界各地でセミナーを行うという機会に恵まれた。

ブルキナファソ、西アフリカの小国

2年半で中南米、ヨーロッパ、アジア、アフリカと世界を廻ったのだが、印象に残っている国の一つである

パリ経由で現地入りしたのだが、とにかく事前情報があまりなく、一緒に行った非営利団体のメンバーたちと手探りの滞在になった。

非営利団体のカンファレンスでのセミナーも終わり、気持ちと時間に余裕ができたある日、外食に行こうという話になった。

せっかくだから美味いものを・・・と、同行メンバーがホテルのコンシェルジェから聞いてきたレストランに向かう。

フランスのシラク大統領も来たことがあるという触れ込みのレストランだった。

ワインなどを頂きながら、ワイワイと楽しい食事の時間。

食事の途中で、トイレに向かい通路を歩いていると、外からキャッキャッと楽しそうな声がする。

思わず気になって、窓から外をのぞくとそこは厨房のような場所だった。

半分は屋外、調理場というよりはBBQのような場所

そこで、実に楽しそうに仕事をしている

思わず、通用口から外に出てしばらくの間仕事っぷりを見ていた。

大した衛生設備もない訳で、清潔かそうでないかと言えば決して清潔とは言えない環境で作られた料理、でも彼女たちの楽しそうに働いている姿を見たら、そんなことは気にならなくなった。

そこで食べたのが鶏肉と豆の煮込み料理。

小石が入っていて、歯が欠けたのも良い思い出である。

胃袋の記憶 - Ibukuro no Kioku

これまで50近い国や地域を訪れてきた。 色々なところで、様々なものを観たり、聞いたり、体験したりしており、それらは全て僕の一部になっているはずなのだけど、細かいことは覚えていない。 「胃袋の記憶」とでも言えば良いのだろうか、不思議と思い出すのは各地で食べた食事のことばかりなのである。

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